平日、車を車検場(陸運局)に持って行けずお困りの方へー出張封印手続

通常、自動車についてるナンバープレートの変更が伴う場合、使用の本拠の位置を管轄する車検場に自動車を持ち込んでナンバーを付け替え、後ろのナンバープレートに「封印」を受ける必要があります。

「封印」とは、後ろのナンバープレートの左側についている、アルミ製のキャップのようなものです。

ファイル 2016-02-14 9 50 40

上記写真の丸く、「千」と書かれたキャップが封印です。

これは、千葉県の柏ナンバーのため、封印には千葉の「千」が書かれており、全国地域で封印に書かれている文字は異なります。

まずは書類を整え、平日の8時45分から16時までの間(11時45分から13時は昼休み)にナンバーを変える車を車検場に持ち込み、ナンバーを変更します。

車検場の業務時間内に時間を取って車検場へ来るのは、お仕事をされている方、仕事で車を使っている方にとっては、大変な労力となります。

平日車検場(陸運局)に行けなくて困っています…

最近、役所関係での一部窓口業務は、第○土曜日及び日曜日は開庁、毎週○曜日は夜間20時まで…といった、窓口開庁日の追加や延長といった一部民間への歩み寄りが見られます。

しかしながら、車の登録関係の業務に関しては役所の開庁日に関しては土日祝日を除く平日、また業務時間も8時45分から16時までと限られており、まだまだ便利とは言い難い状況です。

平日といえば一般の方はお仕事をされていて、また会社は通常業務を進めているというところです。

なかなか忙しくて車検場に行けない…皆様そういった事情を抱えているかと思います。

  • 引っ越しでナンバーが変わるのだが、平日は仕事で車検場行けない…
  • 会社が移転し、登記も完了しているが、車検証とナンバー変更がまだ…
  • 運送業の営業所移転認可が下り、ナンバー変更準備をしているが平日は荷物が…
  • 個人間売買で車両を購入、車はもう来ているが、動かしたくない…。
  • 妻が運転するのを嫌がるため、無理に車を平日動かせない…。
  • 任意保険の加入がまだのため、自賠責保険の保障のみでは運転にリスクが…
  • 車種のせい?他地域ナンバーで地元を走っているとよく警察に止められる…。

ナンバー変えないとならないのは、分かっている。

でも平日はどうしても車検場行けないよ…。

このような悩み、お困りごとを抱えていらっしゃる方も多いのが現状です。

実はまだあまり知られてはいない制度を利用するのですが、平日車検場に車を持って行かなくともナンバー変更が出来る方法があり、もしかしたら弊所がお手伝いできることがあるかもしれません。

詳しくは以下をご覧ください。

自宅や会社車庫でナンバー変更-出張封印とは?

出張封印とは、一定の条件はあるものの、ナンバープレートの交換作業を車検場で行うことなく、依頼人様の自宅または会社にお伺いし、その車庫にてナンバーの付け替え及び封印行うことができます。

この制度は行政書士の中でも、自動車登録業務に精通し、車に対する損害賠償保険に加入した行政書士に認められている制度です。

土日祝日あるいは夜間でもナンバープレートの変更作業が出来るので、平日お忙しい方にもある程度の融通がきく面もございます。

【重要】自動車販売店のお客様へ

出張封印の制度は、個人ユーザーの利便に資するのを目的としているため、

「業として自動車を販売する者」、すなわち自動車販売店がユーザーに販売した車を対象としての出張封印はご利用できません。

自動車販売店様より、「封印はこちらでするので、登録して封印とナンバーを送ってほしい」等いったご相談を受ける事がありますが、こちらのご依頼は制度上お受けすることができませんので、あらかじめご了承ください。

出張封印が可能となりうるケース

以下の事例は、出張封印による登録手続きが原則可能なケースです。

  1. 品川区在住(品川ナンバー管轄)の人が練馬区(練馬ナンバー管轄)に引っ越した
  2. 立川市在住の人が、渋谷区の知人に車をあげる
  3. A株式会社練馬支店の社用営業車を足立営業所で使うことになった
  4. ご当地ナンバー管内在住で、ご当地ナンバーに変更したい

上記の手続きに該当する場合は、出張封印の制度を利用できる可能性があります。

出張封印に適さない・不可能な事案(一例)

自動車を車検場に持ち込む必要もなく、土日祝日等にでもナンバーを付け替えることができる便利な制度なのですが、残念ながら、全てのお手続きに対応できる訳ではありません。

以下に、その一例を掲げさせて頂きますので、予めご了承お願い致します。

  1. 業として自動車の売買をする者(自動車ディーラー様等)からの名義変更等
  2. ペイント式から字光式、字光式からペイント式へのナンバープレート交換を希望する場合
  3. 現在ついているナンバープレートのネジが特殊なネジを使用している場合(取り外し工具がある場合除く)
  4. お車に打刻された車台番号を確認するのが極めて困難な場合
  5. 車のナンバーのみを変える番号変更手続き(ご当地ナンバーへの変更は除きます)
  6. その他出張封印に適さない場合(ナンバーの取付ネジが極端にサビている等)

出張封印のメリット・デメリット

弊所にて、簡単にまとめてみましたので、ご依頼の際の検討内容としてご参考にどうぞ。

【メリット】
☑車検場へ車を持ち込む必要がなく、自宅に車を置いたまま手続が完了する。☑新ナンバーの取付を土日や夜間に希望する場合、土日、夜間でも取付が可能。

☑平日お勤めの方でも、手続きは幣所が代行、会社を休む必要はありません。

☑書き換え手続の書類は、幣所にて作成、依頼主様にお手間を取らせない。

☑社用車の手続きの場合、会社の通常業務に専念できる。(法人様)

☑複数台の車両の変更でも、一度に完了する。(法人様)

☑車庫証明から車検証書き換え、ナンバー交換のご依頼でも、対応可能。

【デメリット】
☑出張封印を利用できる手続が限定されている。(詳細は上記、適さない場合)☑物理的、技術的に出張封印出来ない場合がある。(詳細は上記、適さない場合)

☑車検証をお預かりしている間は、原則お車の運行ができない(道路運送車両法第66条)

☑御自身で書類を揃え車検場に車を持ち込み手続する場合と比べ、手数料がかかる。

 ご検討下さい

皆様が通常の手続方法を採る場合やご自身で手続きを行う場合は、平日のお仕事中、会社さんは事業遂行中に車検場に車を車検場に持ち込み、慣れない書類を作成し、申請、ナンバー変更をすることとなります。

ナンバー変更に車庫証明が必要な場合は、さらに少なくとも1日は平日の時間を使わねばなりません。

この一連の作業は、思いの外、骨が折れます。

書類が足りなかったら、ナンバーを変えるどころか、また役所に行って書類を取得したり等、2度手間となる可能性もあります。

時間の節約、手続きの負担軽減のために、是非、行政書士の利用もご検討されてみてはいかがでしょうか?

お見積りの一例:練馬区へお引っ越し・車庫証明とナンバー変更

練馬区の車庫証明

 (使用承諾書・車庫図面等完備)

11,000円
警察手数料

(警察署にて支払い)

 2,600円
練馬区での出張封印

(ご自宅車庫でのナンバー交換)

 19,800円
 変更登録印紙代

(国に支払う手数料)

 350円
 ナンバープレート代

(ペイント式・一連ナンバー代)

 1,450円
手数料合計

 

 30,800円

4,400円(必要経費)

総額約35,000円

出張封印について流れや詳しいお見積りをお知りになりたい方は以下のページをご参照ください。

出張封印の流れについてはこちら

出張封印のお見積りについてはこちら

どうぞ、よろしくお願い致します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせはこちら

1 お電話

お電話(またはメール)にて、各種「車に関する手続き」のご相談を承っております。

2 ヒアリング

お電話でのヒアリングの後、申請書類を送付頂くか、許認可案件等の場合は、面談のスケジュール調整をいたします。

3 申請・手続き

行政書士が車に関する手続きの書類を作成し、申請を代行いたします。

ページトップへ戻る